■ 三代目レビュー その他 2
エンドクレジット HIDDEN CATS 6:
After us

【 エンドクレジット 】

エンドクレジット
ジャンル [ スタッフロールで異変探し ]
作者 [ しゅんて さま ]
容量・圧縮形式 [ ダウンロード不要・ブラウザゲーム ]
製作ツール [ Unity ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ ブラウザ上でのみプレイ可能 ]
配布元 配布元

クソゲーの「and You」にて共犯となる

少し前、そんな川柳がネットに流れたのを見たことがあります。本作「エンドクレジット」の目的は、その「and You(共犯化)」を防ぐために異変探しをするゲーム。
アナログフィルターを掛けたモノクロ画面を流れるスタッフロール。そこには様々な異変が現れます。プレイヤーが異変を回避する方法はただ一つ。「←キーで画面を巻き戻す」こと。画面下に異変を追いやり消去しない限り、異変はスタッフロールを侵食し、ほどなく貴方は「and You(共犯)」となります。
一般的な「8番ライク」ならば、異変は1ルートに最大1つ。しかし、本作「エンドクレジット」の道中には複数の異変が現れます。画面に異変が現れるたび、巻き戻しを実行しなくてはなりません。

エンドクレジット エンドクレジット

そして、本作は「異変探しゲーム」としても、手軽でありながら様々な新機軸があります。それが「異変を巻き戻す」回避仕様。それに「巻き戻せる量には制限がある」「巻き戻しをやりすぎてゲージが赤くなると、しばらく巻き戻しは使えない」仕様が加わります。
それは即ち、「異変に気付くのに時間がかかると、異変を戻しきれない」「異変の無い場所で巻き戻しを使い過ぎると、肝心な異変発見時に巻き戻しが使えない」敗北に繋がります。
それでいて、本作の異変のほとんどは「ある程度流し見ないと気付かない」ものばかり。「and You」後のtipsにも出る通り、「画面半ばで突然変化する異変」も存在します。
なお、本作は画面も音楽も異変もホラー風味。「ジャンプスケアは存在しない」と冒頭での注釈もありますが、異変はどれもタグにある通りの「じわこわ」系。異変探しの本家「8番出口」のみならず、数々のアナログホラーにインスパイアされた演出が光る作品です。

本作の欠点として、雰囲気重視のために説明不足な箇所が多少見られること。タイトルからゲームを始めるボタンは「START」ではなく「CREDITS」。「START」をクリックしてもボタンがひび割れる以外の変化はありません。
私の初見プレイで最初に詰まった箇所が、実はこのタイトル画面。「START」ボタンがひび割れる演出を「おおっ。ホラー感あるじゃないか。」と思いつつ、分単位で待っても何も変わらない画面に「?」となり、ボタンらしき場所を散々クリックしながらやっと「CREDITS」で始まることに気づきました。
「初見で詰まった場所」はもう一つあります。それが「ラスボス」ともいうべき1つの異変。特に異変が見えないスタッフロールを早送り(→キー)していたら、突然表示される「and You」。どこが異変か全く分からないまま「and You」が繰り返されるシーンが3回ぐらい続きました。
この異変、一か所に集中していると本当に見えないぐらい、小さくて意外な場所に発生します。貴方はどこで気づくでしょうか。

「スタッフロールをゲームにした」作品は、当サイトでも「もしくはタッフロール」(20年前!)以来のジャンル。本作「エンドクレジット」と「もしくはタッフロール」で全く異なる「スタッフロール」の調理法。もしやスタッフロールには更なる可能性が秘められているのでしょうか。そんなスタッフロールの可能性…それがもたらす予想外の恐怖を本作「エンドクレジット」にてお楽しみください。

エンドクレジット

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【 HIDDEN CATS 6: After us 】

HIDDEN CATS 6: After us
ジャンル [ クリック絵探しゲーム ]
作者 [ Very Very LITTLE Studio さま ]
容量・圧縮形式 [ 257MB(解凍後)・Steamからダウンロード ]
製作ツール [ Unity ]
言語 [ 英語 ]
備考 [ 要・Steamクライアント ]
[ 有料ダウンロードコンテンツあり (定価120円) ]
配布元 配布元

瓦礫の街の猫探し

本作の目的は「線画に隠されている猫100匹を見つけ出す」こと。以前に取り上げた「Heartreasure」と同じジャンルです。
しかし、本作は「Heartreasure」よりは難易度の低い作品です。探索対象が「猫」という複雑で特徴的な形をしている点、そして、様々な「探索しやすくする措置」が入っています。
1つはヒント機能。画面中央下にある「1:00」からカウントダウンされているボタン。タイムカウントが消えた後にこのボタンをクリックすると、隠れている猫の居場所を1匹だけ指し示してくれます。

HIDDEN CATS 6: After us HIDDEN CATS 6: After us

もう1つの措置は「リージョン内の猫をすべて見つけ出すと、リージョン全体がカラー化する」仕様。これにより、プレイを進めるほど「まだ猫が見つかっていないリージョン=探索すべき範囲」を絞り込めるのです。

本作のデベロッパー「Very Very LITTLE Studio」は、本当に多数のゲームを提供しています。そのシリーズは主に2つ。本作「HIDDEN CATS」シリーズと「FIND ALL」シリーズです。本作「After us」は、「HIDDEN CATS」シリーズの最新作となります。
「HIDDEN CATS」シリーズ、「FIND ALL」シリーズともに、ほとんどが数百円の安価で提供されているものばかりです。しかし、本作のように「本体無料+有料ダウンロードコンテンツの追加ステージ」形式で提供されている作品も少なからず存在します。
全シリーズに「ステージ画面をプリントアウトして塗り絵として使用する」有料ダウンロードコンテンツも存在し、プレイ後も楽しめる…本来は小さなお子様を持つファミリー層向けの作品となっています。
とはいっても、私のような独り身でも十分に癒しの暇つぶしを楽しめる、本作はそんなヒーリングコンテンツでもあります。
プレイ時間は(無料分で)20分程度。少し空いた時間に癒されながら楽しめる作品です。

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