■ 三代目レビュー その他 2
Death Spiral エンドクレジット HIDDEN CATS 6:
After us

【 Death Spiral 】

Death Spiral
ジャンル [ ローグライク要素の入ったタイミングゲーム ]
作者 [ kindanice さま(プログラム・BGM) ]
[ grass_fed_fish さま(イラスト) ]
容量・圧縮形式 [ DL不要・ブラウザゲーム ]
製作ツール [ Godot ]
言語 [ 英語 ]
備考 [ ブラウザ上でのみプレイ可能 ]
配布元 配布元

one button horror roguelike.

本作の説明はこの一行のみ。画面を開くと、円状のレールを棒状のカーソルが回っています。
そう、本作はタイミングゲーム。レールには白いフィールド(プレイヤーの行動)・有色のフィールド(敵の行動)がランダムで出現します。カーソルがフィールド上に来たタイミングでボタンを押すと(キーボード・マウスクリック、いずれも可能)、白いフィールドならば自分の攻撃を繰り出し、有色のフィールドならば敵の攻撃を回避します。
ただし、フィールドは時間経過に従い縮小していき、最後には消滅します。白いフィールドが消滅すれば、その分攻撃のチャンスを失います。より危険なのが、有色のフィールドを見逃すこと。有色のフィールドが消滅すれば、敵の攻撃を喰らいます。
本作の主人公の体力は、初期でたったの3。ダメージは0.5刻みで喰らうため、相手の行動を6発通すとお陀仏となります。

Death Spiral

「roguelike」とある通り、本作はチェックポイントでスキルを購入して強化するシステム。チェックポイントでは体力回復もできますが、その分強化に回せる資金も減っていきます。道中のダメージを抑えるため、フィールド…特に敵の行動を見逃さず消化する立ち回りが求められます。
購入できるスキルは、使える・使えないの差がかなり激しいようです(まだ全スキルは見れていません)。

Snack(チェックポイントでの回復)が無料でもらえるチャンスが増える「Gluttony」
体力最大量を増やす「Pride」
敵の攻撃を回避するとダメージを与える「Envy」
レベル数だけ、回避しきれなかった敵の攻撃を無効化する「Sloth」
果てには、一定時間耐えれば相手を「Love」にして強制退場させられる「Lust」
などなど、パッシプ系はどれも使えるため、店頭に表示されたら優先して購入していきましょう。

対して、アクティブ系は使いどころが難しいものばかり。
単純に火力が高い「Uppercut」
使用ごとに威力が上がる(威力は取得以降永久に加算され続ける)「Poke」
レール内にある敵の行動を一掃する「Parry」
などなど、購入時の説明をよく読んで取捨選択しましょう。取るスキルはある程度絞り、スキルのレベルアップを優先した方が勝ちやすいです。

見た目からして特徴的なモンスターたちは、その攻撃も特徴的。しかもそのほとんどが「回避すると発動」なので、より始末が悪いです。
カーソルが速まる、一定時間見えなくする、逆回転、ランダム位置にテレポートと、重要なタイミングを狂わせてくる効果ばかりです。「Parry」で消去すれば特殊効果を出さずに回避できますし、ある程度「Sloth」をレベルアップさせているならば、一部行動は見逃すのも作戦の1つとなります。

1周10分弱で完了するミニゲームですが、「強化によってゲームが壊れる」「ツモ運によって難易度の幅が激しい」デッキビルドゲームの楽しみを存分に味わえる作品です。
当然、長くプレイするごとに敵の体力はインフレしていき、タイミングゲーをしながら耐える時間も増えていきます。人間である以上、反射神経や集中力には限界があるため、それを緩和する「Sloth」や「Lust」は本当に強力です。
貴方はどこまでこの暗黒の世界を突き進めるでしょうか。レッツ・チャレンジ!!

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【 エンドクレジット 】

エンドクレジット
ジャンル [ スタッフロールで異変探し ]
作者 [ しゅんて さま ]
容量・圧縮形式 [ ダウンロード不要・ブラウザゲーム ]
製作ツール [ Unity ]
言語 [ 日本語 ]
備考 [ ブラウザ上でのみプレイ可能 ]
配布元 配布元

クソゲーの「and You」にて共犯となる

少し前、そんな川柳がネットに流れたのを見たことがあります。本作「エンドクレジット」の目的は、その「and You(共犯化)」を防ぐために異変探しをするゲーム。
アナログフィルターを掛けたモノクロ画面を流れるスタッフロール。そこには様々な異変が現れます。プレイヤーが異変を回避する方法はただ一つ。「←キーで画面を巻き戻す」こと。画面下に異変を追いやり消去しない限り、異変はスタッフロールを侵食し、ほどなく貴方は「and You(共犯)」となります。
一般的な「8番ライク」ならば、異変は1ルートに最大1つ。しかし、本作「エンドクレジット」の道中には複数の異変が現れます。画面に異変が現れるたび、巻き戻しを実行しなくてはなりません。

エンドクレジット エンドクレジット

そして、本作は「異変探しゲーム」としても、手軽でありながら様々な新機軸があります。それが「異変を巻き戻す」回避仕様。それに「巻き戻せる量には制限がある」「巻き戻しをやりすぎてゲージが赤くなると、しばらく巻き戻しは使えない」仕様が加わります。
それは即ち、「異変に気付くのに時間がかかると、異変を戻しきれない」「異変の無い場所で巻き戻しを使い過ぎると、肝心な異変発見時に巻き戻しが使えない」敗北に繋がります。
それでいて、本作の異変のほとんどは「ある程度流し見ないと気付かない」ものばかり。「and You」後のtipsにも出る通り、「画面半ばで突然変化する異変」も存在します。
なお、本作は画面も音楽も異変もホラー風味。「ジャンプスケアは存在しない」と冒頭での注釈もありますが、異変はどれもタグにある通りの「じわこわ」系。異変探しの本家「8番出口」のみならず、数々のアナログホラーにインスパイアされた演出が光る作品です。

本作の欠点として、雰囲気重視のために説明不足な箇所が多少見られること。タイトルからゲームを始めるボタンは「START」ではなく「CREDITS」。「START」をクリックしてもボタンがひび割れる以外の変化はありません。
私の初見プレイで最初に詰まった箇所が、実はこのタイトル画面。「START」ボタンがひび割れる演出を「おおっ。ホラー感あるじゃないか。」と思いつつ、分単位で待っても何も変わらない画面に「?」となり、ボタンらしき場所を散々クリックしながらやっと「CREDITS」で始まることに気づきました。
「初見で詰まった場所」はもう一つあります。それが「ラスボス」ともいうべき1つの異変。特に異変が見えないスタッフロールを早送り(→キー)していたら、突然表示される「and You」。どこが異変か全く分からないまま「and You」が繰り返されるシーンが3回ぐらい続きました。
この異変、一か所に集中していると本当に見えないぐらい、小さくて意外な場所に発生します。貴方はどこで気づくでしょうか。

「スタッフロールをゲームにした」作品は、当サイトでも「もしくはタッフロール」(20年前!)以来のジャンル。本作「エンドクレジット」と「もしくはタッフロール」で全く異なる「スタッフロール」の調理法。もしやスタッフロールには更なる可能性が秘められているのでしょうか。そんなスタッフロールの可能性…それがもたらす予想外の恐怖を本作「エンドクレジット」にてお楽しみください。

エンドクレジット

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【 HIDDEN CATS 6: After us 】

HIDDEN CATS 6: After us
ジャンル [ クリック絵探しゲーム ]
作者 [ Very Very LITTLE Studio さま ]
容量・圧縮形式 [ 257MB(解凍後)・Steamからダウンロード ]
製作ツール [ Unity ]
言語 [ 英語 ]
備考 [ 要・Steamクライアント ]
[ 有料ダウンロードコンテンツあり (定価120円) ]
配布元 配布元

瓦礫の街の猫探し

本作の目的は「線画に隠されている猫100匹を見つけ出す」こと。以前に取り上げた「Heartreasure」と同じジャンルです。
しかし、本作は「Heartreasure」よりは難易度の低い作品です。探索対象が「猫」という複雑で特徴的な形をしている点、そして、様々な「探索しやすくする措置」が入っています。
1つはヒント機能。画面中央下にある「1:00」からカウントダウンされているボタン。タイムカウントが消えた後にこのボタンをクリックすると、隠れている猫の居場所を1匹だけ指し示してくれます。

HIDDEN CATS 6: After us HIDDEN CATS 6: After us

もう1つの措置は「リージョン内の猫をすべて見つけ出すと、リージョン全体がカラー化する」仕様。これにより、プレイを進めるほど「まだ猫が見つかっていないリージョン=探索すべき範囲」を絞り込めるのです。

本作のデベロッパー「Very Very LITTLE Studio」は、本当に多数のゲームを提供しています。そのシリーズは主に2つ。本作「HIDDEN CATS」シリーズと「FIND ALL」シリーズです。本作「After us」は、「HIDDEN CATS」シリーズの最新作となります。
「HIDDEN CATS」シリーズ、「FIND ALL」シリーズともに、ほとんどが数百円の安価で提供されているものばかりです。しかし、本作のように「本体無料+有料ダウンロードコンテンツの追加ステージ」形式で提供されている作品も少なからず存在します。
全シリーズに「ステージ画面をプリントアウトして塗り絵として使用する」有料ダウンロードコンテンツも存在し、プレイ後も楽しめる…本来は小さなお子様を持つファミリー層向けの作品となっています。
とはいっても、私のような独り身でも十分に癒しの暇つぶしを楽しめる、本作はそんなヒーリングコンテンツでもあります。
プレイ時間は(無料分で)20分程度。少し空いた時間に癒されながら楽しめる作品です。

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