■ 三代目レビュー アドベンチャー 20
魔女の庭にて

【 魔女の庭にて 】

魔女の庭にて
ジャンル [ 異変探し ]
作者 [ のぎいち さま(Noctroom) ]
容量・圧縮形式 [ 118MB・ZIP ]
製作ツール [ ティラノビルダー ]
言語 [ 日本語・英語 ]
備考 [ ダウンロード版(Windows)のみ ]
[ カンパ窓口あり(booth・490円) ]
配布元 配布元

魔女の庭は夢の中。抜け出さぬ限り目覚めない。

そこは絵本のようなモノクロームの世界。伸びるのは石畳の一本道のみ。ただし延々と。
そう、ここは異変が起こるループ世界。異変があれば入口に戻り、異変が無ければ出口をくぐる。その繰り返しを9回正解することで脱出できる世界。
そして、一人の少女がそこに捕らわれた。最低限のルールのみ知らされた状態で。
ルールを教えた者も、この空間に捕えた者も、何も分からない少女、そしてプレイヤー。異変を探し当て、この世界から抜け出せば、それが分かるだろうか。

本作は「8番ライク」としては短編で簡単な作品。その理由は、短い道程とシンプルな操作にあります。
本作の操作は前進と後退のみ。マウスでのボタンクリックの他、キーボードの上下とW, Sにも対応しています。3Dの8番ライクのように、異変を見つけた時に後ろを振り向く必要がありません。また、カメラも固定であるため、「視点を変えないと・カメラをズームしないと視認できない異変」も存在しません。
全ての異変は「前進・後退だけで見える画面の中」に必ず存在しています。

それでいて、本作は「考察しがいのある要素」が充実しています。「語られるストーリーが少ない」という意味ではありません。むしろ、セリフによらない「語られるストーリー」は豊富です。
入口の上に掛かった看板。進行状態によってその文言は変わっていきます。抜け出せない少女をあざ笑うかのような余裕のセリフから、抜け出していく少女に対して「やめて」と懇願するかのようなセリフへと…。
抜け出した後のENDも、全くセリフは無いものの雄弁です。異変を全閲覧するとそのENDも変わるため、ぜひコンプリートを目指してください。
プレイ時間は全異変のコンプリートを目指す場合でも1時間未満。異変の出るコースは体感で7割。未視聴の異変が出る確率も高め(既視の異変が出ないわけではない)、「致死性の(触れる・追いつかれるとゲームオーバーになる)異変」も無いため、「8番ライク」でありがちなストレスもさほど感じることなくプレイできます。

↑ページ先頭へ / <【ADV】INDEXへ / <<トップページへ